職種詳細(介護職)

CAREWORKER

介護職

暮らしを支える安心のケア

入居者さまの「その人らしい一日」を整える仕事です。食事・入浴・排泄などの生活支援だけでなく、体調の小さな変化に気づき、
記録と申し送りでチームへつなぐ――そんな積み重ねで、安心と笑顔を支えます。
私たちは、独りで抱えこまずチームで判断する介護を大切にしています。
※配属や時期により担当・業務は一部異なります。

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1. 1日の流れ(例:日勤)

  • 7:00
    起床サポート・見守り

    表情や睡眠の様子を確認しつつ、声かけと環境調整で一日のスタートを整えます。

  • 8:00
    朝食介助・口腔ケア

    嚥下や姿勢に配慮しながら、できることはご本人主体で。服薬の見守りも行います。

  • 10:00
    レクリエーション・体操

    季節行事やゲーム、軽運動など。無理なく楽しく参加できるよう声かけ。

  • 12:00
    昼食・休息

    食事支援後は水分補給と休息。午後に向けて体調を整えます。

  • 14:00
    入浴介助(または清拭)

    安全第一で入浴をサポート。清潔保持とリラックスの時間。

  • 15:30
    記録・申し送り

    その日の様子や気づきをタブレットに記録し、多職種で共有。次のケアにつなげます。

  • 18:00
    夕食サポート

    楽しく・おいしく食べられるよう雰囲気づくり。水分・服薬も見守り。

  • 20:00
    就寝準備・見守り

    体位変換や環境調整で安眠を支援。夜勤へ申し送りして業務終了。
    ※早番・遅番・夜勤の時間割は事業所により異なります。

2. 仕事のポイント

POINT 1:“その人らしさ”を見立てる目と、ていねいな言葉づかい

シニアスタイルの介護は、まず小さな変化に気づくことから始まります。
朝の表情、食事の進み、歩幅や声の調子——そんな微細なサインを短い言葉で残し、次のケアにつなげるのが基本姿勢。
ルーティンはただの作業ではなく、日々の基準(ベースライン)を整える時間です。私たちは“急がせない・奪わない”を合言葉に、できることはご本人主体で進めることを大切にし、その日の“良かった”をチームで共有して積み重ねます。

POINT 2:判断を独りにしない、近い距離のチームケア

迷った時にすぐ相談できる距離感が、働き心地と安全を守ります。
看護・機能訓練・ケアマネ・ご家族と役割を尊重し合いながら視点を合わせることで、ケアの方針がぶれにくくなります。
現場では「まずは誰に伝えるか」がはっきりしており、短い対話と共有を重ねて意思決定。価値観の拠りどころは「家族に預けられるか」という視点です。だからこそ、良い時も難しい時も独りで抱え込まないで次に進めます。

POINT 3:学び続けられる環境と、学ぶ姿勢

シニアスタイルでは、学びは“個人任せ”にしない前提です。
入職初期の基礎づくり、現場での伴走、実技で確かめる機会、そして記録・申し送りという共通言語まで、日常の仕事の中に学びが循環するよう設計しています。困ったときにすぐ相談できる距離と、ふり返りの機会を用意し、わからない・迷ったを置き去りにしないことを大切にしています。
同時に、私たちがいちばん歓迎するのは学ぶ姿勢です。

小さな変化や気づきを短い言葉で残す、わからないを早めに相談する、安全を最優先に基本の型を守る、うまくいった工夫をチームに共有し、次に試すことを決める——。
この積み重ねが、昨日より今日を少し良くし、“伸びている手応え”につながります。
学び続ける前向きさを重ねてくれる方と、一緒に働きたいと考えています。

3. この仕事の「難しさ」と私たちの向き合い方

難しさ① 感情の揺れと言いにくさが重なるとき

ご本人の体調や気分、家族の不安、チーム内の温度差が重なると、正解が一つに見えず迷いが長引きがちです。言い出しにくさが積み重なると、独りで抱え込みやすくもなります。
シニアスタイルでは、短い対話や日々の共有の機会を通じて小さな違和感を早めに言葉にし、価値基準をそろえながら次の一歩に変えていきます。「家族に預けられるか」という視点に立ち戻ることで、感情の問題を個人の負担にせず、チームの課題として扱います。

難しさ② 安全と判断の重さに向き合うとき

移動・移乗や嚥下、急な変化などは一つの判断が安全に直結します。時間の制約や場の空気に押されると、自己流や焦りが紛れ込みやすい難しさがあります。
私たちは、基本の型を共有し、道具や手順の意味をチームで確認し合いながら、判断を独りにしない進め方を大切にします。記録や言葉の整え方を共通言語にして背景をそろえ、近い距離で多職種と視点を合わせることで、安心して次の判断に踏み出せるようにしています。

難しさ③ 情繁忙と情報の断絶が起きやすいとき

予定外の対応が重なると、段取りが崩れ、記録や連携が後ろ倒しになりやすくなります。休憩や私生活との境目にも影響し、無理が連鎖するリスクがあります。
そこで、短く要点を共有する習慣や、その日の役割・時間の合わせ込みを土台に、助け合いの回路を機能させます。無理をため込まない運用を意識し、情報を途切れさせないことで、忙しい日でも質と余白を両立できるよう整えています。

4. この仕事のやりがい

介護は、「できた」を積み上げる共同作業です。
食べられた、笑えた、よく眠れた、好きな歌を口ずさんだ——小さな成功が、その方の生活を少しずつ前へ運びます。判断の根拠を共有し、学び方を設計し、助け合える距離を保つチームだからこそ、昨日より今日が良くなる実感が続きます。

誇りをもって続けられる介護を、ここで一緒につくっていきませんか。

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5. FAQ

Q. 教育はどんな流れですか?

A. 初期研修(1〜2日)→配属OJT→節目面談→同シフトフォローが基本。OJTはプリセプター中心に、施設により複数OJT併走の形もあります。習熟度に応じて延長や補講を柔軟に行います。

Q. 学び続ける機会は?

A. 任意研修「学(マナ)ビジョン」で食事・排泄・口腔・移動移乗・緊急対応・薬・セルフケア・高齢者理解などから選べます。外部講師の回もあり、現場直結の実技中心です。

Q. 記録が不安です…

A. テンプレートと見本があり、先輩が最初は必ずチェック。言葉のそろえ方から一緒に整えます。

Q. 夜勤や残業は?

A. 体制・頻度は事業所により異なります。残業は少なめの運用を目指しております。詳細は「働く環境」ページで取り組みをご確認ください。

Q. 見学や相談はできますか?

A. 施設見学(予約制)・オンライン座談会・カジュアル面談をご用意。応募前でも雰囲気を確かめられます。