こんな気持ちでさせていただいています。

西宮北口の楠田です。

ご入居されている方の中には、認知症状などで、なぜこの施設にいるのか理解できていなかったり、入居に至る経緯の記憶がなく自宅へなぜ帰れないのかと心穏やかでない方が少なくありません。我々は介護の施設なので、そういった方にいかに当施設を落ち着ける場所、我が家と感じていただくか、様々なチャレンジをしています。
うまくいくこともあれば、逆に穏やかならざるご状態にさせてしまうこともあります。とても難しく根気や我慢がいるところではありますが、ご本人様のお気持ちがわかる分、何とかしてさしあげたいと思っています。
このようなケアには本当に答えがないのですが、ただ、チャレンジしていく中でともに過ごす時間を重ねていき、その時間の流れにも助けられ、少しずつですが、自分の住まいとして認識していただけるようになることも多いです。
今体験したこともすぐに忘れられる方は、一瞬、一瞬に生きていらっしゃるように感じますが、一瞬の点が1日の中で増えていくと、その感情は線となり、心穏やかにお過ごしいただく時間も増えていっていると感じます。
われわれはそこにこの仕事のやりがい、誇りを感じています。ご入居された方を第2の家族と思い、愛をもって関わらせていただく、そんなチームであり続けたいと思っています。

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