【第4回】介護施設で暮らすという事

介護施設で暮らすという事・・・

自分や、ご家族の老後について考えたことはありますか?
どのような老後の生活を思い描いていますか?

池野さん、こんにちは。
高齢の親が認知症になり介護が必要になりました。
介護施設を探したものの、気持ちの整理がつかないというか・・・。
色々考えてしまって悩んでいます。
どうしたらいいと思いますか?

こんにちは。
これからの介護生活について色々悩んでいらっしゃるのですね。

本当は自宅で暮らしてほしい、そう思っているのです。
でも、自分たちだけでは、どうしていいのかも分からないのです。

・介護施設に対する悩み

施設には様々な不安や悩みを抱え、相談にお越しになります。
本当は自宅で暮らしてほしい。。そう思い施設のドアを叩く家族様がほとんどです。
実際、年齢を重ねるにつれ、身体は衰えていきます。
我々には想像もつかないくらい頭と体がバラバラになっていきます。
そばで見ている家族様は、老いていくご両親を認めざるをえなくなり、施設での暮らしを考えるようになるのではないでしょうか・・

・一昔前の老人ホーム

一昔前の老人ホームというものは、「テレビの前へみなさんを集合させ、時間になったらトイレの前に並んでもらい、流れ作業で入浴を行い、鳥に餌を与えるように食事介助があり・・オムツ交換も、定時までしてもらえない・・」暗く、閉ざされた雰囲気だと認識されている方も多くおられます。
認知症は親不孝者であったがゆえに「罰が当たったのだ!」と言われていた時代もあったくらいですので、そう思われても仕方のないことかもしれません。
そんなイメージだからこそ、両親を捨ててしまうような、見放してしまうようなそんな感情に余計になってしまうのかもしれませんね。

・現在の介護施設

今の老人ホームは皆さんの感じているイメージとは大きくかけ離れており、自宅よりも快適に過ごすことができる環境が整ってきています。
趣味が生かせる施設や、自由に生活ができる施設
介護が必要になった時も安心して暮らせたり、ペットと一緒に入居できる施設なんかもあります。
明るく開放感あふれた施設もここ数年でたくさんできました。

どんな施設も基本的には、その方がその方らしく生活できるように・・という考えで運営しています。自由が無くなるのは、人として本当に辛いことといことは理解していますから。
でも、どんなに自由に生活していただきたいと思っていても、集団生活になりますので、ある一定のルールというものは必ず発生いたします
みなさんが快適に暮らしていただくためには、必ずルールというものが必要になってきます。

・介護施設には自由はある?

正直、施設での生活は、自由です!と言いたいところですが、何かしらの不自由は出てきます。
どんなに我々が努力しても、自宅で生活していたころのように全く同じでというわけにはいかないのが現実です。
入居されようとしている人が何を望んでおられるか・・という事は本当に大切なこととなります
じゃなければ入居してから「思っとんたんとちゃう!!」となり、施設に対する不満が出てきます。
そうなるとお互いが不幸になりますね・・

・介護施設での暮らし

施設での1日は、笑いに始まり、安心で終わります。様々なドラマがあります。
こんなの娘が知ったらひっくり返るでしょうねと言いながら、変装してくれたり、家族には聞かせたことないんだよって言いながら、カラオケを披露してくれたり・・
いろいろな顔を見せていただいております。

 

 その方らしい暮らし・・
一番難しいことかもしれませんが、心ある事業所は実現させるべく日々奮闘しています。
見えない施設での暮らしは、不安になるかと思いますが、選んだ施設を信じ身をゆだねるのもこれからの時代は必要かもしれません。

※施設での1日はHPに載せていますので見てみてください。
シニアスタイルでの1日の流れ
シニアスタイルこだわりのサービス

(シニアスタイル 池野)


シニアスタイル施設統括本部長
池野 直美(いけの なおみ)

介護業界に携わり20年
介護支援専門員・介護福祉士・心理カウンセラーなどの資格を持つ。
前職は介護講師として従事し、現在は職員の育成を中心に行っている。

 

自分本位なケアをする介護職員が多いと感じ、「資格取得時に、どんな内容で、どういうカリキュラムで教わっているのか?」と疑問に思ったことから、介護講師となる。

介護講師時代に出会った先輩講師からの教えが胸に突き刺さり、介護現場に復帰。
その後、シニアスタイルに訪問サービスの管理者として就職。
シニアスタイル尼崎・武庫之荘の開設時から関わり、施設長として施設の基盤を作る。

現在は、「介護職のすばらしさ」「本当にすごい仕事だということ」「人の命はかけがえのないものだということ」を信念にもち、職員の育成に努めている。